プロローグ ~再会~
先生と生徒
クリエ先生、お久しぶりです!
先生に受験指導してもらったおかげで、志望校のパテン工業大学に入学できました!
ぱてん太くん、お久しぶり。今は大学3年生かしら?
そそっかしいあなたが第一志望に合格できたなんて、大学時代の予備校講師仲間からは、「佐々木ゼミナールの七不思議」って言われてたのよ。
クリエ先生、キレイな顔して相変わらず言うことキツイっすね…
ごめんごめん、ぱてん太くんの顔を見てたら、つい昔みたいにからかいたくなっちゃって。
社会人と学生
ところでクリエ先生は就職されたんですよね。
どんなお仕事をしているんですか?
私はね、いまは「弁理士」をしているの。。
えぇっっっっっっっっ!?
そうなんですか!!!???
って………………………………弁理士って何でしたっけ?
大学の講義で聞いたような気がするけど、居眠りしててよく覚えていないんです。
(ジーーーッ)
………スミマセン。
弁理士って、何?
相変わらずねぇ、ぱてん太くんも。
弁理士っていうのはね、ひとことで言うと「知的財産の専門家」よ。例えば、特許や意匠、商標などを取ったり、守ったりするの。
そうなんですか!
でも、予備校では英語を教えていたクリエ先生が、どうして弁理士の道に進んだんですか?
弁理士っていうのは、「クリエイターが世の中に新しいモノを生み出すのを助ける仕事」なの。
私は、大学では美術と英語を専攻していたんだけど、歴史的に見てもクリエイターって正当に報われないことも多かったの。だから、そんな人達の権利を守ることができればな、って思って弁理士になったのよ。
へぇー、なんだか弁理士って面白そうですね。
よかったら色々教えて貰えませんか? デートも兼ねて。
何か聞こえた気がするけど…まあ良いわ。少しずつ教えてあげるわね。
まとめ
弁理士は「知的財産の専門家」として、知的財産の利用や保護に尽力する専門家です。弁理士の仕事について定める弁理士法では、その使命を次のように規定しています。
弁理士は、知的財産に関する専門家として、知的財産権の適正な保護及び利用の促進その他の知的財産に係る制度の適正な運用に寄与し、もって経済及び産業の発展に資することを使命とする。
弁理士法 第1条「弁理士の使命」
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